渦巻く午後の不愉快な読書。

b0090823_1271153.jpg休みなのに家にばかりいるのも憂鬱なので公園に本とロールケーキ(駝鳥作)、紅茶を持って出かける。電車にて15分程かかる大濠公園へ。ついこの間も即席お花見したところ。この公園は広くて中央に池があって、周囲はランニングコースになっていて、美術館や庭園、貸しボートやレストランまである適度に人工的で適度に緑が茂ってて、適度に賑やかで、適度に都会に近く、周囲は福岡屈指?の高級住宅街といういわゆる都会人好みなちょっとスノッブ?な雰囲気のある公園です。東京でいえば、井の頭公園みたいなとこか?ワタシは井の頭公園も大濠公園も好き。住むならこんな公園の近くに住みたい。若いカップルも年老いたカップルもつまらなそうな夫婦も仲良し家族も年の離れたオヤジと若い愛人もベンチで熟睡中のホームレスの人も無邪気に遊ぶ子供も赤ちゃん連れのママもセレブ風に犬をつれて散歩するコジャレタ女も行き場を失った(勝手に決めるな!)定年後の紳士も、練習中の駅伝または陸上部の選手も、誰かれかまわずぶらぶら歩いたり、走ったり、座り込んだりしている。こういう風景は、とても心地よく悪くないなって思う。ここが外国だったら、きっと愛を語りあいながら絡み合ったり、抱き合ったりする風景も見られるんだろうけど、ここは日本なのでそういうのはなし。

天気もよく温かく爽やかに晴れた午後、ロールケーキを食べ、紅茶を飲み、いざ読書をば!と芝の上にブランケットを敷いて読書の体勢に。持ってきた本はアマゾンで買ったばかりの「ある家族の会話」byナタリア・ギンズブルグ。イタリア人を代表する女流作家の自伝小説。読みはじめてすぐに、周囲に違和感というか、強烈な居心地の悪さに襲われる。それは大量に何処からともなく発生してくる小さな小さな小蠅たち。蠅蠅蠅?の怒濤の嵐〜。。。。(後からゆすり蚊ということを知る)払っても払ってももうどうにもならなず、そのうちこれは自分たちに集っているのだと悟る。場所を5カ所程移動しつつ(自分たちに集った蠅も勿論一緒に移動〜、その数をどんどん増しながら、、、)読書に励むも、状況は一向に悪くなるばかり〜。周囲を見回せば皆煙たそうに自身に集るゆすり蚊を叩きまくっている。よくよく見ると、どの木々の上にも黒いツブツブの渦がグルグルと渦巻いている。大気が黒く染まる程に、、、。それが大群の塊となって主にブッシュの上空に密着したり、微妙に離れたりしながら人や動物に引寄せられては、小さな渦をあちらこちらでグルグル〜と作成。不愉快指数120パーセントの中、電車に乗ってわざわざ来た手前、約2時間程ゆすり蚊に集られるままに読書。おかげで本の間に潰れたゆすり蚊の押し花じゃなくて押し蚊?がいっぱい出来た。(哀)記念にこのままにしておくか。。。しかし、この蚊、救いは肉食ではなく、草食ってとこ。人間を刺したり、血を吸ったりはしない穏やかな蚊みたい。大量に渦巻くその99パーセント以上が男性、女性はその中のたった一匹なんだって!そのたった一匹の女子を大群となった男子が追っかけているから渦が自然と出来るらしい。。。。モテモテなのね!
ってことで、もう我慢も限界に達したところで、蚊を狂ったように叩きつつ帰路へ、、、。
「頭上に出来た虫の渦は、横に人が来た隙にスッとしゃがむと渦がその人に移るんだよ!」なんて他所様の頭上に出来た渦を眺めつつ、したり顔で語る何も知らない駝鳥の頭上にもしっかりとゆすり蚊の渦がグルグル〜と渦巻いていた。「ふ〜ん」と何喰わぬ顔で、その渦を観察するワタシ。(渦を移されることを危惧。)何も知らずに歩く愚かな駝鳥。そのうち公園を出る頃には、そのグルグル〜も他所の渦に巻き込まれるようにして去っていったのでした。グルグル〜と渦巻きながら、、、 blog ranking!
[PR]
by holly-short | 2007-05-05 01:27 | diary
<< しばし、休憩するか。 有田トーキ市。 >>