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大晦日の夕方に思うこと、、

b0090823_1613357.jpgvogue photo
 う〜ん。もう年末?しかも本日は大晦日、、、一夜明ければお正月でございますよ!まるで実感が湧かず、お正月気分もゼロ(これからです。。)その心は?って、なにもないんだけど、、、なにもない故に季節の節目節目を実感出来ずにいるんだわ。相変わらず、ホットカーペットに張りついて生活しているワタシ。この二週間くらいでぐっと気温が下がり、ようやく冬らしくなってまいりました。

 お仕事の方は、いつでも辞めれる心積りで大掃除と称して、いらない書類を全部まとめて、すべての棚を空にして、不要な備品の引き取り先を決めて、必要なもののみ(すごーく僅かに絞りあげた!)引越し荷物としてまとめ、掃除して完了!日日の筋トレ効果か、重いものもなんのその!周囲の目も奪う程の鮮やかな肉体労働っぷりにあっぱれ。「あれ?もう引越しするの?」なんて言葉に心揺らぐことなく、すっかり片付けてしまいました。一応、残り一ヶ月はここの事務所で過ごす予定になっているけど、、、、もう私の中では完全に終了モードオン!納会して、整然と段ボールの積まれた事務所を後にした瞬間、もう戻ってこなくてもいいんじゃないか?なんて気分で一杯だったのだ。しかし、1月までは引継も含め働かなくてはいけないだろう。。いちおう給与も貰えるし。。。下手すると、事務所を移転し、2月も。。。?3月も?イヤイヤそれは、ありえーん。イヤだー!
もう一度はっきり断るか?みないい人(←本当か?よく考えろ自分!)ばかりなので、頼まれると(←敵は下手にでて賢く立ち回っているだけじゃないのか??)とても弱い。それでも、所詮3月までなら、事務所閉鎖に合わせ私的にはきりのよい1月末まででいいのだけど、、、。私の上司が(彼も派遣社員なので早急なる転職を目論んでいる!引継、派遣会社との契約すべてを放り投げて次へ移ると宣言!彼は家庭も子供もある身なので私もいちおう応援してるのだ、、、)いついなくなるやもしれぬ状況なので、とりあえずいなくなってから様子を見るか!って、そうなったら事態はもっと悪くなる一方か??うーん。私の場合、次の就職をまるで考えていないので、相手になかなか納得してもらえないようだ。この際、嘘をつくか!「突然、引越しすることになりました!」とか、「転職が決まった!」とか、、、結局それじゃなくちゃあ、スムーズに辞めることは難しい状況に陥ってしまっている。正直に言った自分が馬鹿だったのか?はっきりバーンと言い切れなかったワタシが優柔なのか?(たぶん後者。。。)まあ、別に働いてもいいんだけどさ、お金も貰えるし。ただ、せっかく次にやりたいことを見つけたし、だらだらと新しい(しかし、未来は無し。結局は辞めるんだよ!)ことに時間をとられるのは面倒だな、と。あちらは、ワンフロアーに社員が200人以上もいるマンモス事務所!電話をとったり名前を覚えるだけでも一苦労ダゼ!通勤距離も今の倍以上、今までは自転車だったけど、今度は地下鉄だ。んんんん〜、、、、とりあえず来月の様子をみるか!、、、、、とりあえず引越し作業はほぼ完了?ってことで、、、、やることはやったゼ?なんて思っているのはワタシだけか、、、、。

 さーて。教科書が出揃ったので勉強でもしてみますかね。。。難しくてよく解かんないけど、やってればそのうち解かるようになるのかニャ?「求めよ、さらば与えられん。尋ねよ、さらば見出だせん。たたけよ、さらば開かれん」(聖書の言葉)の精神で。(あ、ワタシはクリスチャンではありませぬよ。一応。。)でもその前に、お風呂にはいって温まろう。いやいや、その前に掃除でもするか??(ちょっぴり、だらだら、、、やってはいるケドさ。。事務所の掃除ではナイスパフォーマンスをみせたのに!家ではこれだよ。。。)とにかく来年は変化の年ってことで、、、、
ブログも細々と続けていきたい。なんといっても今年の豊作は、ブログをはじめてまた短篇小説を書きはじめることが出来たことかな。それはワタシにとって、小さくとも大きな一歩だ。今までなんとなく漠然と書きたいな、、って思っていたけど、ずっと書けなかったから。。。。。(たぶん仕事があまりにも暇だから書き始めたのだな。。やはり、義理があるのか?、、、、、、、)なにかを形にしていくのはとても困難だけど、やる価値のある素敵な行為だな、と。来年もなにかを(なにを?)形にできればいいのだが、、、、

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by holly-short | 2006-12-31 16:23 | diary

沈む、沈む、沈む、、、、

b0090823_22573621.jpgian dingman art work
 人によっては「信じられん!」と思う人もいるかもしれないけど、、、もともとワタシは仕事に関する意識がとーっても低くって、本当に仕事はなんでもいいや!楽でお金がもらえれば、、、なんてあまりにも考えなしのまま、ここまで突き進んで来たのです。勿論、大学卒業時も、就職活動など一切せず、アルバイトしていた先でそのまま適当に働き続け、2年も働かないうちに結婚してしまいました。結婚後は、行った場所で適当に仕事を探すということで何とか凌いで?きました。働かなくても食べていけちゃう!という甘えもあって、仕事に対する意識も低いし、情熱も、野心もやる気もまるでなし、、、、、元々、個人的趣味に忙しい人間なので、好きなことさえ出来ればあとは野となれ山となれ〜なんて。行き着く場所も、目標もないまま、ここまで適当になんとか?やり過ごしてきてしまいました。で、現在は派遣会社に登録して4年間同じ仕事をしています。すごーく楽で、大して頭も使わず、どちらかといえばやることがない。読書OK。こんな文章も業務中に自由に書くことも出来てしまう!恐ろしい職場。。。三食昼寝つきの主婦よりも恵まれているの。。。(まあ、これがいいか悪いかは置いておいて、、)6年ほど前に大手の某企業に合併吸収された都合で、、、なんとなく存在しているだけの世間から見放されたような事務所!そこにはワタシの上司(彼も派遣社員)と後は、他の会社の人たちが同じフロアーで勤務しています。で、今月遂に!やっと?この事務所が閉鎖されることになった。まあ、こうなることは4年前(ここに来た時)から解かっていて、いつ移動してもおかしくない状況のまま、会社もズルズルと(企業間のしがらみがすこーく強い為)この事務所を維持せざる負えなかった、、、、そこで、まさにワタシは自由気ままのフリーライダー(仕事をせずに給与を貰う人のことを言うのよね。)の身であったのです。(まあ、多少はしてましたが、、、)
 解かってはいたものの、4年も働いていたので「閉鎖」を言われた時、閉鎖をすれば自動的にワタシも職を失うわけで、、、1日目は、ちょっと凹んでみたり、、、この暇な間に何もして来なかった自分自身を不甲斐なく思ったり、、、涙。涙。まじで、自分に嫌気がさした!(いつもだけど、、、、)それでも、2,3日したらもう開き直っている自分がいる。。。(←うん。うん。やはり馬鹿だから!だろうな。。)しかし、大元の支店で3月末日までは、引継業務も含め、仕事しに来てほしいと。1月閉鎖なので、ワタシはその時点で辞めます!引継ぎは出来れば1月中にお願いしたいと言ってみましたが、、、(身勝手?でも派遣だもーん)それでは無理!支店に来てせめて2月、出来れば3月まで、、、、と言われてしまいました。。。そう言うよね〜。。新しい責任者にとっては、ここの業務は正にお荷物以上のなにものでもないだろう、目の上のタンコブみたいなもん。新しいシステムに移管後、正にトラブル続き、、、ワタシにしたって、この2年くらい正にトラブル処理班みたいだったもの。今まで雇って頂いた義理もあるし、微妙な心境なのだけど、、、ワタシとしては、わざわざ新しい環境に身を置く気力はもうあまり無い。どうせ行ったって3月末でサヨナラな訳だし、、、、ワタシの上司も今は就職活動に一生懸命!決まれば2,3日中に辞める!と宣言しておられる!(彼にも生活があるので、当たり前!ワタシも応援してる!)あーん。ワタシ1人ここに取り残されたら(その可能性はスゴーク大きい、というか確実なのだな。。。)一体全体どうするの???引継ぎは?引越しは?全部ワタシ独りでやるの??と、いう状況。。。。。んんん〜なんか書いてても、どうしようもないような話だなのですが、、、、(まったく馬鹿馬鹿しくなって来たけど、でも書いちゃう、、、、)
 そんなこんなで、やはりワタシも何か?出来ないと駄目だなー。と、、、、、 なにを?別に今までを後悔しているわけではなく、、(時として深〜く後悔することもも勿論ある!でも、したってしょうがない!と思い直す。というか得意の開き直り?が機能する。)今いる会社内(別会社)に派遣で来てもいいよ。とゴルフ繋がりの支店長に言って頂いた。しかし、やはりなんかもっと手に職みたいな仕事を今後の為に考えなくてはいけないなーなんて思う昨今(遅せーよって感じもするけど、、、)とりあえずお断りして勉強でもしようかな?と。今は寿命もすごーく長かったりするから、今から勉強をはじめてもそんな遅くはないのでは?なんて、都合よく思ってみたり、、、、調度やりたいことが見つかったので、それに向かって徐々に始動出来ればな〜と。ワタシは根性も意気地もないので、すぐにヘコタレてしまう。勉強は嫌いだし、飽きっぽい。ただ自分の人生を充実させる為には、今思いっきり屈まなくてはいけないのかな?なんて思ってみたり。。。短編小説もずーと書いていきたいし、洋裁もしなければならない。いろいろやりたいことは盛り沢山なんだけど、、、それらを充実させる為にも、なにかワタシの支えになる支柱を増やさねば?と。。。。しかし、、、

今はまだただただ沈んでいくような心境。。。

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by holly-short | 2006-12-26 22:59 | diary

Holy night

 いかにも俗っぽいちゃちな電飾の数々、妖しい目をした女たちの赤い唇、燕尾服を着
た怪しい紳士の青緑色した皮膚、手持ち無沙汰に何かを求めてうろつく男ども、いかが
わしい通りを抜け、廃墟のような一角にその古びたテントは異様な様相でかろうじて形
を留め、空に向かって先端を突き立てていた。暗幕のように黒く薄汚く、何枚も継ぎ足
され、重ね合わされ、修繕され、まるで黒い大きな生物のように夜の闇にじっと身を
潜めている。閉ざされた入り口には小さな看板がぶら下げっている。そこには、赤い文
字で[freak show entrance]とだけ小さく書かれている。
 表には黒いシルクハットを被った小さな男、いわゆる小人が煙草をふかしている。小
人の動作は彼の意図とは別にコミカルに人々の好奇をくすぐる。こういう類の職業を生
業とするものの経験によって、彼はそのことについて頭だけではなく身体で理解してい
る。煙草をすっかり吸い終えると、ぶら下がる裸電球に光を灯し吸殻を道端に投げ捨て
た。小脇にかかえていた大きな杖を「よっこらしょっ」と宙に高く突き立てて、人通り
のある猥雑な繁華街へと独り行進しはじめた。小人は、子供服サイズの深紅のタキシー
ドに身を包み、大きく立派な口ひげを蓄え、胸を精一杯に張り出して得意顔で演説しは
じめる。その声はとても奇妙で、野太くテノール歌手のそれのように夜の街に集う人々
の意識に吸い込まれいった。
「世にも奇妙な生き物たち、一体これらはなんなのか?人間なのか?怪物なのか?はた
また天から舞い降りた妖精か?私の名前は小人のヤコブ。パロディファミリーの家長で
あり、わがフリーク小屋の案内人。一度見たら忘れられない愉快軽快パロディファミ
リーの茶番劇。ん?(手で顎を支えて考え込む素振り)茶番じゃなくて舞台劇、、、、
(ちらほらと目を留める人の間に小さな笑いが起こる)パロディファミリーの小さな世
界をごらんあれ!おや?そこに現れたるは怪物か?(大げさに驚いた表情、宙に向けて
指を指す)ご存知わがフリーク小屋のエレファントマンことミスタ〜ウィリアム。喋る
岩石、歩く石像。分厚い皮に覆われた野獣のごとき形相は、もちろん生身の本物だ。騙
されたと思ったら、彼にそっと触れてみな。甲羅のように堅い表皮、その下に血通う生
温かい生命力きちんと伝わってくる筈だ。さーさーおいでおいで。一度見ないと損する
よ。そして究極の出し物は、わがフリーク小屋きって至上最大の大目玉。(大きく目を
見開いて片手を目の上に添え、大きく左右を見回す)これは神の悪戯か?はたまた神の
芸術品か?ミアとメグの双子姉妹。双子といっても身体は1つ、青く輝く4つの瞳、2つ
の頭に1組の足、4つの乳房に1つの性器。1人で2人、2人で1人、何処へ行くにも
2人は一緒。切っても切れぬ二人の絆。お偉い学者さんたちも世界各国から集まるよ。
世にも不思議な双生児。目の前に繰り広げられる信じられない奇跡の数々。。さー見て
らっしゃい、寄ってらっしゃい、見なきゃ絶対後悔するよ。ここだけしか見ることの出
来ない不思議の数々、見てはいけない神の悪戯、スペクタクルフリークショーへようこ
そ。」
 背筋を伸ばし、杖を突き立て軽快に喋り続けるヤコブから数人の男たちがチケットを
買った。小人は面白可笑しく闊歩して好奇に胸を膨らませた赤ら顔のお客たちを怪し気
な黒いテントの中にうやうやしく案内した。テントの中は薄暗く中央にぼんやりと小さ
な舞台が浮かんで見える。赤いベルベットのカーテンが両脇からゴージャスに襞を作り
悠然とぶら下がっている。人々は好奇の青白い目でショーのはじまりに息を潜める。妖
し気なトランペットのリズムが舞台から漏れるように流れはじめる。

 深夜、みなが寝静まった頃にウィリアムは、ゆっくりと重たい身体を起こした。もう
とっくに歪みきってすえた匂いのするマットレスとマットレスの間に挟まれた小さな荷
物を震える手で取り出した。わずかな衣類と、もう握れない程に小さくまるまった黒い
チョーク、手にすっかり馴染んだ古い小刀、大きく口の広がったずた袋の中に僅かな私
物を詰め込んだ。通常の人間よりも1.5倍程大きくあらぬ方向に成長した頭部に大判の
マフラーをぐるぐると巻きつけてロシアの軍人が被るような防寒用の大きな帽子をすっ
ぽりと頭から被った。テントとテントの隙間から漏れる月明かりのたもと、所々変色し
折り目の破れた手紙を丁寧に広げてみる。そこにはウィリアムの母が10年程前に団長
に宛てた手紙、「お金を送るので息子ウィリアムのために使ってほしい。ウィリアムを
どうぞよろしく。」という内容の短い文章が添えられていた。封筒の裏には、マリーと
いう流れるようなサインとほんの小さくしたためられた住所が添えられていた。3年程
前に戦争がはじまり、莫大な費用のかかるサーカス団が解散となった際に小人のヤコブ
が団長のデスクの中から見付け、ウィリアムにこっそりと手渡してくれたものだ。以来
何度も何度も繰り返し繰り返しウィリアムは、その手紙をことある度に眺めて過ごし
た。もっとも中に入っていたお金はとっくの昔に団長の酒代に消えてしまったのだろ
う。しかし、それはウィリアムにとっては大きな問題ではなかった。3歳まで一緒に過
ごした母との思い出は遠い記憶の中で、うっすらとそれでも柔かく濃厚なイメージとし
てウィリアムの中で宿り続けていた。それは時としてウィリアムを励まし、ウィリアム
に希望を与えてくれた。ウィリアムにとって、この手紙はそれを唯一確認することが出
来る宝の地図のような存在だった。ウィリアムは3歳でサーカスに預けられた。以来
12年間、サーカスが閉鎖された後もこの薄暗い見世物小屋にて、他に類をみない怪物
として聴衆にさらされ過ごしてきた。ウィリアムはもちろん、学校にだって1度も行っ
たことがない。
 ウィリアムは、結合性双生児の双子の姉妹、ミアとメグの眠るベットに目を留めた。
2人は白い艶やかな頬をうっすらとピンク色に染めて連動する2つの心地よい寝息を奏
でてていた。何の問題もなく、すべての与えられるべく幸せをきちんと享受するかのよ
うに安らかに眠っている。ウィリアムがそっと傍を離れると小さな囁き声でミアがウィ
リアム呼びとめた。
「ウィリアム、どこに行くの?」
ウィリアムは僅かにマフラーの隙間から覗く2つの瞳で、ミアに微笑みかけた。ミアの
隣では、胴体部分で1つに融合した妹のメグが安らかに眠りつづけている。ミアは頭を
枕に沈めたまま2つの大きな瞳をウィリアムに向けた。
「どこにも行かないよ。」
ウィリアムは言って、大きな怪物のような手をメグの小さな頭に乗せた。メグは微笑
み、ウィリアムのどっしりとした大きな手を小さな両手で包み込みそっとやさしく口づ
けをした。
 ウィリアムは、小人のヤコブの元に行き彼をそっと揺すり起こした。ヤコブは可愛ら
しい子供用のベットにすっぽりと納まり、大きな鼾を悠然とかき、立派に生えた左右の
口鬚を寝息に合わせて大きく上下に動かしている。
「ヤコブ、ヤコブ、起きてくれ。もう僕は行くよ。」
ウィリアムは、ヤコブの耳許で囁き、小さくしかしがっちりとしたヤコブの肩を左右に
揺らした。ヤコブは眠気眼を小さな毛むくじゃらの男の手で、眠そうにこすりあげる。
「ん?」と言ってウィリアムを呆然と見上げる。
「もう時間か?本当に行くんだな?」
ヤコブは眠そうに、それでもしっかりとウィリアムを見つめて言った。
「うん、行くよ。後のことは頼んだよ。やっと自分の母親に会えるんだ。」
ウィリアムはそう言って、大きな頭をすこしもたげた。ヤコブは、小さな握り拳をウィ
リアムの怪物のようにでこぼこと盛り上がった手の平にグーでしっかりとパンチをし
た。
「まかせておけ、」と白い歯を光らせ、りっぱな口鬚を横に引っ張ってみせる。
「そうだ、これを持っていってくれ、」と言ってヤコブは上着の内ポケットの中から数
枚の高価な紙幣を取り出し、ウィリアムの胸に押しつけた。ウィリアムは、何度か断っ
たが、ヤコブは頑として譲らなかった。
「いいか。いつだって帰ってくればいいんだ。ここはお前の故郷なんだから。たとえ母
親と暮らすことが出来たとしても、うまく行かなかったらすぐに戻ってくればいいん
だ。みんなお前の家族なんだ。団長だって、嫌な奴だけど根はどうしようもないただの
ろくでなしのアル中だ。はじめは怒り狂うかもしれないが、すぐに忘れるさ。メグとミ
アだって、2人まとめてうまく寝かしつけられるのはお前だけだ。寝る前にお前のお話
が聞けなくなっちまうなんて、2人とも悲しむぞ。帰ってくる時は、その金で皆になに
かいいものでも買ってきてくれ、もうすぐ世間はクリスマスだ。」
ウィリアムは頷き、お金を受け取った。
 ウィリアムは古びたテントの隙間からこっそりと外へ飛び出した。外はちらちらと雪
が降っている。路は白く雪が積もり、足跡ひとつ見当たらなかった。ひっそりと廃墟に
溶けこむようにして暗闇に沈むテントをウィリアムは何度も振り返り、そのあいまいな
輪郭に目をこらした。ウィリアムは深々とマフラーに顔を埋め、帽子を深く被った。
たった一枚の母からの手紙をしっかりと握りしめ、外の世界へと無防備に飛び出して
いった。

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by holly-short | 2006-12-24 12:05 | 「お題小説」

やっつけ仕事?

2ヵ月に一篇の「お題小説」12月のお題は、、、、
ズバリ! ★クリスマス★
いつもそうだけど、、なかなか書き進まず、
おまけに年賀状書きや、お正月に向けての準備(ゴルフ練習)、
日日の家事に負われって(そんなハードな主婦ではない筈。。。)
なかなか終わらないのだニャ。
まあ、なにがなくとも、なにがあろうと、、、
ただただ純粋に書き進められないだけなのかもしれないけど、、、、。
集中力のないアタチはすぐにフラフラっと他のことに気をとられ、
迂回、旋回、徘徊、、、で結局→後悔へと辿り着く。。。
昨日も一昨日も徹夜で書き上げるぞおおおお!!!
なんて意気込んだものの、、、
意気込みすぎて意気消沈?みたいな、、、
昨日なんて普段めったに塗らないペティキュアなんかを深夜3時から
塗ってみたりなんかしちゃったりしちゃって!ああああああ。。。。
結局あまり進んでないではないか。。。。
今朝は、妹に外注して出来上がってきた年賀状をひたすら書きまくった!
b0090823_20552140.jpg


もう、やっつけ仕事?でもスルスルと楽しい程に書き進めるのは何故??
手紙だと簡単に書けるのに、何故お話は簡単に書けないのかしら。。。。
目標! 『明日24日のお昼までに!アップするゾ!!!!』 
本当か? 本当です。????????←頭の中。。。

とにかく机に張りついて何かを?(何を?)書くべし。。
ホットカーペットが温か過ぎて、ふらふらふらっと
眠りに誘われてしまいそうな今宵。。。。。。
(一昨日も昨日も経験済み。。。ワタシは学ぶオンナよ!)
夜、12時を過ぎたら寒ーい食卓の方で作業するか。。。
コーヒー。紅茶。目薬。ブラック&ブラックタブレット。
グミ(←好物、、、ミミズの形をした奴が好き。)
準備は万端の筈。。。。。。だけど、、、、

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by holly-short | 2006-12-23 20:55 | diary

お茶の快楽

 最近私生活ではトラブル続き?のワタチ。だんだんすべての雲行きが怪しくなってきた。。。

 そんなワタシに3日前訪れた予期せぬ幸運について、書いてみる。それは3日前、我が家に運送会社の不在表が入っていたことからはじまった。昼間は働いているので、大抵いつも荷物が届けられる頃は不在。よって、常に不在表にて荷物を受けとることになるのです。そして、3日前もいつもどおり不在表がペロッと扉に挟まれていた!!送り主のところを見ると「マガジン」となっている。。。「マガジン??」まるで記憶にない。駝鳥さん(夫)が何か懸賞にでも送ったのかな??駝鳥さんは、懸賞が好きで手当たり次第懸賞に応募している。今まで映画のチケットやどうでもいいマウスパッド、コンピューターのパーツ、コンピューター関係の本、インテルマークの入った時計などなどなど、、、殆どの場合、ワタシにとってはまるで嬉しくもないような品々が何度か送りつけられてきた。コンピューター関係の雑誌を買ってはせっせと応募しているのだけど、、、きっと誰も応募してないんじゃないか?と、密かに思っていた。

 そんな感じで、なんの期待もなく荷物を届けてもらうように電話。本当はすぐにお風呂に入りたかったのだけど、、、明日に引きのばすの面倒だったのだ。して、宅配のお兄さんがすぐに荷物を届けてくれた。小さい袋に包まれて、とても軽い。あれ?しかも、宛先がワタシの名前になっているではないか??「なんだ?」

 開けてみて、ようやく思い出したのは、先月買ったエスクウェアー12月号「お茶の快楽」で何故か?ワタシが応募した「ティーストレーナーとティーキャディースプーンセット」が見事!に当選したのでした♪ワタシ本当にそういうものに応募することって滅多にないのです。しかも、エスクウェアーを買うことも滅多にない。(いつも立ち読みで済ませている)しかし、その時はちょうど母親の北京土産に中国茶を貰ったばかりで、なんとなくタイムリーな「お茶の快楽」なんて素敵なタイトルにフラフラと惹かれて買ってしまったのだ。b0090823_2243261.jpgb0090823_224478.jpg内容もけっこう濃くて、とても楽しめた一冊だった。特に古川日出男の書いた「土にいたるまでの旅」というテクストはスゴクよかった。そういえば応募した時、色々アンケートに答えるンだけど、、けっこう真剣にそのことについても書き込んだりしたのだった。なんで?応募したのかと言えば、本当になんとなく。ウチのティーポットには、中に茶漉しがついていないので紅茶を煎れる時、いちいち茶漉しで茶葉をこしながら入れなくてはならない。その茶漉しが、どうでもいいような茶漉しでしかもやけに大きくて、どうにかしたいなって、、、日頃思い悩んでいた。(大げさ、、)んで、ティーストレーナーがあれば、便利だなって思って応募したんだった。なんか気まぐれで応募して、忘れていたら、みごと当選。そんなこともあるのね。だって、当選者は2名だけだよ。まさか、応募したのはワタシだけ?とか?、、、、お家の形をしたティーストレーナー、TEA の文字が屋根の部分に小さい穴で抜いてあって、それがパカッと開閉するようになっているのだ。さっそく、ティーハウスに茶葉を詰め込んでティーポットに沈めてみること数分間、琥珀色した美味しい紅茶がはいりました♪んん〜楽しい。いい感じ。スリランカの国の形をしたキャディースプーンもカワユイ。(これは、あんま用途なさそうだけど、、、)なんてったって、読んで当たったってーのがいいよね。また、応募してみるか!!なんて野心に火をつけたりすると、きっと当たらないだろうな。無心だったのがよかったのかも。。。。

 さ〜て、とりあえず紅茶でも飲んで和むかニャ。なんて、昨日はウレシくて、何度も何度もティーハウスに茶葉を詰め詰め紅茶を飲みまくってたら目が冴えて眠れなくなってしまったのでした。

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by holly-short | 2006-12-20 22:45 | diary

黒い部屋

b0090823_20263180.jpg William Cordova
 artwork


読み終わった後、ずいぶん経ってから何度でも思い出してしまうフレーズや場面があったりする。全体としての記憶は、遥か記憶の彼方にいってしまったのにもかかわらず、そのフレーズは何度でも私の頭の中でリフレインするのだ。たとえばマルグリット・デュラスの「ラ・マン」の冒頭、「思えばわたしの人生はとても早く、手のうちようがなくなってしまった。」や、後藤繁雄の対談集「独特對談」で、10パーセント質のよいチョコレートを作るためには、倍以上の労力がかかるというくだりや、アウシュビッツについて書かれたある精神科医の手記にて、クリスマスを過ぎると収容所の人たちは、一気に立て続けに死んでしまう、、、という記述などなど。。。漠然とした印象として、記憶に色濃いものも含めれば、きりが無い。そして私は、こういう私の心を揺るがす言葉たちに出会う為にこそ読書するのだと思ふ。江國香織の自身の結婚生活について書かれたエッセイ「いくつもの週末」の中で私は何度も思い出す印象深いフレーズがある。彼女自身、本書の中で映画「サム・サフィ」の台詞を引用している箇所なのですが、、、、それは「自立なんて興味ないね、人生は依存のゲームなのだから」というもの。彼女はその台詞を引用してそれを彼女なりに料理しているのですが、それがすごく私の心に響いたのだ。。。それは、きっと実際に「サム・サフィ」を見て(見てないけど、、、)この台詞を聞いたからといって、私が同じように反応するとは限らないわけで、、、やはりエッセイを読んだからこそに違いないのだな。私は、それまで自立こそが重要で、素晴らしいもので、目指すべきものであるのかと思い込んでいたので、この台詞は目に鱗だったし、一種のカルチャーショックを感じたわけです。(私が自立してるしてないは度外視して、、、というか全然してないのが悩みの種?)そして、完全に自立しているかのように思える江國香織が、この言葉に一種の居心地の悪さを感じつつも、無視できないということが。。(むしろ経済的に完全に自立しているからこそか?)「いくつもの週末」入浴中、湯船に浸かりながら読むのに丁度いい感じの一冊。そして、トイレの友でもある。。。。ちなみに今日は図書館で同じく江國香織の「雨はコーラが飲めない」を借りてくる。今日は雨だし調度いいかなって、思ったのだけど、雨とは飼っている犬の名前のようだ。。。。
って、読書なんてしている場合じゃなくて2ヵ月に一回のお題小説、今月のお題は「クリスマス」を書きはじめなれればいけないのに、、、手つかず。。。。
なにかに(←認知症?)マルグリット・デュラスが、「小説を書くには自分の心の中に黒い部屋をひとつ持ってなければならない」なんて書いてあったような気がするけど、(テキトーでごめんね。。。)ワタシの黒い部屋どこにあるんだろう?見当たらん。。。。

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by holly-short | 2006-12-17 20:27 | diary

墓地

あの頃、メグは精神科医として働きはじめたばかりだった。大きな大学病院で、研修医
として日日仕事に明け暮れていた。まるでベルトコンベアーの一部にでもなったみたい
に次々と病を抱えた患者たちが何処からともなくワラワラと現れ、メグの前を通り過ぎ
た。しかし、それぞれの抱える病は微妙に、大きく、まるで異なっていた。もちろんメ
グ自身も医師として個々の症状に耳を傾け、それぞれにあった診療と処方を模索しなけ
ればならなかった。それは時として、ゴールが或るのかも解からないような複雑怪奇な
迷路を彷徨い歩いている様でもあったし、枯れ果てた植物に水を与えている様でもあっ
た。精神の病はまるで掴み所がなく、原因についても今だ曖昧な場合が多い。病名の特
定が困難を極める場合など、薬の効能具合によって病名を特定することだって珍しくな
い。なにも知らないことについては、人はいかようにも想像できるの言葉通り、精神科
医の実情はメグが創造していたものとは大きく異なっているようにも思えた。医師とい
う仕事は基本的には人を助ける仕事である。よって医師になる人間は、人を助けたい、
苦しみから救ってあげたいという、ある種の正義感にも近い感情を抱きがちだ。メグに
しても、それは例外ではなく、それこそが医者としての醍醐味だと思っている節もあっ
た。しかし精神科医の場合、そのような正義感が満たされる状況は非常に少ない。何を
もって完治を意味するのかも、人によって様々だ。色々手をつくしても、目に見えるよ
うなドラスティックな改善はなかなか見られない。医療行為それ自体よりも、患者自身
の力に頼る部分も多く、事実上、病気を改善するためのお手伝いをする役回りだ。外科
的手術のように、鬱や精神的な苦しみ、非社会性を物理的にすっかり取り除くことは不
可能だ。具体的にどこをどう改善したら病気が完治するのかについても、不透明でケー
スバイケースだ。メグは一度、自分の進んだ道が誤っていたのではないか?精神科は自
分には向いていないのではないか?と深く思ったことがある。その日、メグの受け持っ
た患者が首を吊って自殺してしまった。患者は、25歳のまだ若い男性だった。鬱の傾
向が見受けられ、だいたい月に1、2回、不定期に通院していた。彼は、一見まるで普
通で、なんの問題もなさそうなハンサムな青年だった。背がすらっと高く、とても美し
い顔立ちをしていた。やや繊細そうではあったものの、むしろその繊細さが一層彼を魅
力的にしていた。その頃、彼の鬱症状は徐々に改善の方向へと向かっているように思え
た。鬱病は治りかけが一番危ないのだと、尤もらしく誰かが言っていたその言葉は、常
に頭にあったが、それが彼に適応するなどとは夢にも思わなかった。最後の時、メグは
普段通り診察し、今までと同じ抗鬱薬と睡眠薬を処方して、ささやかな日常会話を交わ
して、「またいつでも来てください。」と、笑顔で彼を見送った。彼はブルーがかった
グレーの瞳で小さく笑って「また、来ます。」と、落ち着いた様子で言った。紺色の
ダッフルコートに、グレーのマフラーを首に巻いて、診察室を出ていった。メグは、彼
の異変に全く気が付かなかった。そんなものは、まるで無かったかのように思えた。な
んの勘も働かなかった。最後に彼と会ったその日、彼はもうすでに自殺を心に決めてい
たのか、いなかったのか、それは計画的だったのか、衝動だったのか、メグには解から
ない。彼の死は、警察からの電話で伝えられた。検死の結果、自殺に間違いなく、彼は
自室で首を吊って死んだのだと、監察医の男は事務的にメグに伝えた。メグは、検察医
の質問、主に生前の彼の病状について簡単に応えた。まるで医師みたいに、理路整然
と、、、、、。メグは何日かしてから彼のお墓に足を運んだ。大きな山々に挟まれた緑
溢れる美しい墓地。彼の名前が彫られた墓石はまだとても新しく、周囲から浮いてい
た。新鮮な花々が山積みとなって手向けられたままだった。

あれから約20年、メグはその分年を重ね、精神科医としての経験も積んだ。もし、今
の私だったら彼の死を食い止めることが出来たのだろうか?メグはそれについて、考え
てみることがある。そして、多分無理かもしれないと思う。メグは久しぶりに彼のお墓
を訪ねてみる。たまたま近くに用事があったので、小さな花束を持って、昔の記憶を頼
りに墓地へと車を走らせた。歩き回ってようやく見つけた彼の墓は、長い時間をかけて
しっくりと周囲に馴染んでいた。美しく彫られた彼の名前は繊細な苔がたっぷりと生
し、周囲に植えられた植物もしっかりと根付いて蔓を伸ばしていた。多分、春になった
ら綺麗な花を咲かせるのだろう。メグは、目を瞑り彼を想った。25歳のまま、時の止
まってしまったブルーグレーの美しい瞳を。

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by holly-short | 2006-12-15 22:01 | メグ シリーズ

贈り物。

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ワタシの場合、贈り物を選ぶ時の基準は大きく分けて2つ。(※ 手作りは除外!)
1. 絶対自分では買わないようなチョッピリ変わったものを選ぶ。
2. けして無駄にならない実用品を選ぶ
 2.の場合、洗濯洗剤やサラダオイルとまでは言わないけど、日常生活で活用度の高そうなものを選ぶ。さりげなくそれを持っていないことをチェックしつつ、、、例えばグローバルの包丁とか、ル・クルーゼのお鍋とかは結婚祝いなどの定番と化してます。実際にワタシもそれらを貰ってとても嬉しかったので♪ 2.の場合は、もう殆ど面白半分?つーか、一か八かで自分で見てビビビと来たものをチョイス。その場の瞬間の衝動で買ってしまうことも多多あり、後から後悔したりしなかったり、、、でも、まっ贈り物なんだから開けてビックリ?みたいな物の方が楽しいでそ?なんて乗りで!今回は、いつも迷惑ばかりかけている?妹へのクリスマスプレゼント。←年賀状のプリントアウトも外注している。ごめんね。でもウチ今プリンターないの。。「買え!」なんて言わないで!このバッタちゃんは、全然クリスマスっぽくない?けど、一応クリマスツリーなどにぶら下げてもオーケーなオーナメントでございます。混乱ショップ(変換したらこう出てベックラした!!)じゃなくて、コンランショップで見て一応ワタシは感激して買ったのだ。もちろん2.のパターン。b0090823_0224675.jpgして、自分には買わなかった。買えなかった?。でも本当は欲しいのよ。バッタ以外にも孔雀やシロクマやバナナや鰐、、、、その他もろもろ、ノーマルなボールなども微妙に凝っていてなんともカワユイ。。それらが微妙にアンバランスに白い天井からぶら下がっている様子がなんとも愛らしかった。ワタシはコンランショップが大好きで、いつも吸い込まれるように思わず立ち寄っちゃうのだな。なんかすべてが全体的に高いので滅多に買わないのだけど、見ているだけで幸せなの。贈り物はいつもここのと決めている。だってラッピングが可愛いんですもの。なんかここのラッピングを見ると心ときめくの。きっともらう人だって、ときめく筈!なんて、、、
「コンランショップに来ると僕はいつも心がデザインされる」
(裏覚えなので微妙にちょっち違うかも、、)
って、いつかショップで誰か有名人が書いた色紙が(誰だったけか、、、リリー・フランキーだったような。。。違かったらゴメン)額装入りで飾られてて、「うん。うん。まさにその通りだな〜。」なんて思ったの。最高に素敵な家具やインテリアのコーディネイトなどなど、、、、、見ているだけで夢見心地なのだな。そんな気分をちょっぴり家に持ち帰っては、メラメラと模様替えに励むんだけど、、、、なかなかうまくいかなかったりするのが現実だったりもする。。。。あはは。

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by holly-short | 2006-12-14 00:34 | diary

師走は呆然と、、、、

b0090823_21243494.jpgjenny kendler artwork



 あああああ。ついこの間まで秋だと思っていたのに、もう冬ゥゥ?12月も残り僅か、恐ろP。季節感の薄い我家ではクリスマスムードなど皆無。近頃はもっぱらホットカーペットに張り付いてゴロゴロぬくぬくと生活している。真っ白い白熊さんみたいなホットカーペットを肌身離さず冬眠態勢。。。。(イメージは絵のとおりよ♪)
 で、日曜日の朝、突如6畳間の寝室に並べられたでかい本棚3つをホットカーペットの部屋へ移動しよう!great idea!と思い立った。だって、そしたらホットカーペットに寝そべりながら本棚の本を眺めたり、思いつくままに取り出したり出来るじゃーんなんて閃いたわけ。ワタシのばやい模様替えはいつも思いつき。掃除=模様替えだったりもして、突然の衝動で模様替えに勤しむのだな。これは幼い頃からの習慣で(悪癖とも言ふ)なんか気分を変えたくなったり、自分に嫌気がさすと、突如模様替えをしだす。。まるで何かに取り憑かれたように、、、模様替えでもすればワタシの生活が変わる?とでも言わんばかりの勢いで、、、
 ってことで、とりあえず本棚からすべての本を取り出す。本を叩く、(埃が次々と発生)掃除機をかけつつ、固く絞った雑巾で拭く、いらない本を仕分け(後ほど近所の古本屋へ持ってゆく。。で二束三文で売却、、、)本棚を運ぶ、なんてこう書いているとスムーズ感があるけど、現実は「この本、懐かP」ペラペラ「あれ?こんな本あったけか?」などと捲る捲る、「これ、まだ読んでない?」なんて、ちょっと読んでみたりなんかしちゃって、古い雑誌など表紙に誘われるままに思わず眺め出したりするもんだから、進行はゆるゆると奇奇として進まず。。。本棚を運んだ後も「これは、ここ?」「あれは、あっち?」みたいな感じで結構楽しく分類別なんかにしちゃったりして、本の前にずらずらと並べられていた多種多様のオブジェ(というか、、がらくた?)達の配置にもワタシなりのこだわり(どんなだ?)をフルに発揮させつつ芸術的に?並べたりなんかしちゃって、いつまでたっても終わらん。。。。しかし、ものごとすべてにいつか終焉がくるように、私の模様替えもついに終了か?と思いきや、、、
あれ?あれれれ?なんかスッゴイ圧迫感!!!?、、、しばしフリーズ、、、
も、もしかして、、、、本棚無い方がスッキリしていてよっぽどかマシ?????
 で、結局しばし考えた末に元に戻しましたとも!戻すのは超早かった!もうやけくそって感じ。
 しばし呆然自失の我が身をホットカーペットで癒しつつ、ゆるゆると充電して夕方から相変わらず買えずにお茶を濁していた靴、もしくはブーツ?出来れば両方??を買いに出掛けた。靴屋を巡ること2時間あまり、年末の街はとても混雑しているのね、ぐるぐるぐる〜と巡るだけ巡って結局何も買わずにご帰還。。。だって、試着するにも店員はいないし、店は人で溢れてるし、特にコレ!っていう靴も見当たらなかった。。。。で、ヘコタレて手ぶらで帰ってきてしまつた。。。。。。なんでもいいとは言わないまでも、適当に履けるものを買ってしまえ!ってな状況にもかかわらずコレだよ。。。いつもほしいものがある時はあれも!これも!とほしいものが目白押しなのに、いざとなるとワタシはいつも優柔不断。。。。玉の日曜日!なんか何もしていない気がするし、何も変わっていないのに妙に疲れたのは何故だ?。。。。タイムイズマネーの精神は何処へやら、、、、。
 ん〜、、、もうすべて忘れて冬眠にはいろう。。。ぬくぬく。。。

そんな感じに師走は呆然と過ぎていくのでありました。。。

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ギャーアアアアアア!!
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by holly-short | 2006-12-11 21:28 | diary

ポートレイト

 夕暮れ時、メグは診察室で独り考え込んでいる。患者Gの分厚いカルテ、何度となく繰り返さ
れる躁と鬱の個人史を丹念に眺める。年をとるにつれて少しずつ、それでも確実に鬱の期間
が長くなってきている。近頃では、一旦鬱のサイクルに入ると半年くらいは、鬱状態から浮上
出来ないようである。何度なく抗鬱薬の処方を変更するも、結果は芳しくない。自殺願望も強
く、気力体力ともに限界に達しているように見受けられる。メグは薄暗い部屋の中で、重厚な
デスクに肘をつき、柔らかい溜め息を吐き出す。「自殺」の2文字が頭から離れない。まして彼
女は芸術家なのだ。普通の人間とは感性の質がかなり異なるのかもしれないと。ふと気がつ
くと太陽はもうすでに西の空に沈み、微かな残照が薄暗い部屋の中に冷たく沈んでいる。メグ
は電気はつけず、分厚いカルテを閉じて、デスクの隅に置かれた真新しいキャンドルに火を灯
す。誕生日の日に、キャサリンがくれた硝子の容器に入ったアロマキャンドル。甘く、爽やかな
植物の香りがゆらゆらとキャンドルから溶けだしてゆく。蝋燭の明かりは、薄暗い診察室を柔ら
かくぼんやりと照らし出す。メグは、所狭しと書物が並ぶ本棚の上に立て掛けられたポートレイ
トに目を留める。細かい細工が施されたアンティークの額縁に入れられたシンプルな線だけで
描かれた女の顔。年連不詳のその女はメグ自身だ。メグが研修医を終えたばかりの頃、お
よそ15年以上も前に、患者Gがさらさらと描いてプレゼントしてくれた。患者G、Geneは有名な
画家で、メグはまだ研修を終えたばかりの新米の医者だった。メグは感激して、一度も足を
踏み入れたことのなかったアンティークショップで額縁を選んでもらったのだ。もう存在しない
そのアンティークショップは、驚く程に品数が少なかった。メグが小さなポートレイトを持ってゆ
くと、店主は店の奥から美しく燻った金色の額縁を探し出してくれた。メグは一目でその額縁
が気に入った。額縁の中に入ったその絵の存在が。小さな額縁の中で、女は真っ直ぐ前を向
き小さく微笑んでいる。自信と希望に満ちた真っ直ぐな視線で瞬きもせずにメグを見つめる。

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by holly-short | 2006-12-08 00:07 | メグ シリーズ