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MULHOLLAND DRIVE

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デビット・リンチの「マルホランドドライブ」たまに無性にみたくなる。
なんだかとても、ひっかかる映画なのです。
デビット・リンチといえば、「エレファントマン」
子供心に衝動的な映画だった!!!テレビシリーズの「ツインピークス」も
謎が謎を呼ぶ代表作!

不可思議で、危うくて、不安定、、、、、人間の不安を掻き立てる、妙な雰囲気、
見てはイケナイものをまざまざと見てしまっているような気分にさせられる。
それでいて、その光景は美しく、儚い。音楽も、美しい映像も、色も、カメラワーク
も、すべてが絶妙に不安定でありながら、調和している。

個人的には「マルホランドドライブ」が一番好きなのですが、なんで?好きなの?
って言われると自分でもよく解らない。ストーリーも掴みどころがないし、現実
なのか夢なのか、幻想なのか、それすらも判然としない。
次々に現れる(超)個性的な登場人物たちの存在理由も意味があるような、
ないような、、、、。現代社会の病理を描いているのか?とか、意味の解釈や、
追求は、いろいろする余地あるんだろうけど、そんな細かな分析よりも、
ただ見て、見終わって、自分の中に残る残照やイメージがなんとも良くて、
グッときます。

デビット・リンチは、絵画なんかも発表するような、芸術家の一面もあり、
彼のそういった芸術的センス、表現力、そしてなによりも、あれだけの意味不明
とも思えるバラバラとした場面場面を繋ぎあわせ、ひとつの作品に仕上げて
しまう編集能力は、正に天才のなせる技だと思う。

「舞台」の危うい雰囲気は今回も健在。
クラブ「サイレンシオ」での泣き女の歌声には心奪われる。
っといっても、録音なんですけど、、、、、(この意味映画みたヒトなら解ります)

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by holly-short | 2006-05-23 22:49 | movie
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